あしあとをよむ

あしあとをよんでるがなんのためなのかな

秋の風がそよそよとやってきた。

急に秋の風。ちょっとつめたくてでもやさしくて爽やかで。好きになっちゃいそう…。

屋外での作業が格段に楽。

すごくきもちがいいよ、ありがとう、風。ありがとう秋。ね〜しんじられないよね、この間まで夏だったんだなんて!

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バラの中にいるとかえるの王子さまに見える。ピカピカ光ってすごいきれいだった。

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イモムシもかわいい。特に口が。写真にはうつらないんだけど茶色のふちどりがあってそこをぱくぱくさせて葉っぱを一心不乱に食べている。ついじっと見てしまってはっとする。蛇も来たり、たぬきもいたり、カラスはいつも遊んでいるし畑は楽しいなぁ。最近カラスの間で流行っている遊びは連続で玉ねぎの苗を抜くこと。どれだけ連続で抜けるか競争しているらしい。みんなしようがないといいながら笑い話として話す。だって実際すごくおもしろいんだもん。だからカラスもいたずらするけどし過ぎない。言葉わかってる。

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ここもとんぼがものすごく飛んでたのだけど写真には決してうつらない。

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昨日韓氏意拳の講座にはじめて行ってまいりまして結構な衝撃をうけました。身体の中?がそよそよと風が吹く感じで肩がすとんとよい位置に降りた気が…。力抜けていると思ってたけど肩にこんなに力が入ってたんだなぁ、重心あがってたんだなぁ、何十年ってきっと。終わったあと爆睡。シンプルで深い。これはいい。お手本ではなく、憧れの誰かではなくたったひとりの自分になる…。わたしはもっとわたしに戻りたい、なりたいと思った。2ヶ月に一度名古屋でやるそうだ。追求する価値あり。積ん読だった尹さんのこちらの本も読めそうだぞ。まず身体からだな、やっぱり。そよそよ気持ちいい。体の中、すこしだけ想像してみる。

増補新版 FLOW: 韓氏意拳の哲学

増補新版 FLOW: 韓氏意拳の哲学

 

新感染 ファイナルエクスプレス

いろいろな方がツイッターで勧めていて友達も怖いけど感動した、と言っていて興味が湧いた。ゾンビ映画わりと好きだし韓国映画というのも惹かれた。たまたま割引きチケットがあり時間もちょうどよかったし、そんなに期待はせずあまりにグロテスクだったら嫌だな…位の気持ちで映画館に行った。邦題がB級感たっぷりだったし。(原題は「釜山行き」というシンプルなもの)

これがまさかのヒット。素晴らしい出来だった。

テレビのない生活をしていてPCで映画を観まくっていた時期があった。古くは「オールドボーイ」「うつせみ」「息もできない」「グエムル」など韓国映画には衝撃を受けた。脚本、アイディア、演出など(オールドボーイは原作日本だけど)物凄く新鮮でなにより作り手の基本姿勢が違う…と思ったのを覚えている。本当につくりたいものつくってるってゆうか。

「新感染 ファイナルエクスプレス」は娯楽として抜群に面白くてスリリングな展開、人間ドラマがリアルに描かれている。みんな本当にそれぞれ違う事情をもって生きているんだよなぁと思わさせる。そしてゾンビよりも人間の欲の恐さは様々なゾンビ映画で描かれてきたところだろう。こちらも大変胸が痛かった。そしてなんて嫌なやつと思う人にも切ない事情があること…。

そしてあのエピソードが回収されるラスト…。

始まり方といいまず映画としてものすごくよく出来ている感じ。うん「アポカリプト」位好きかも。

似ても似つかないけど、中盤頃からコンユを見るたび自分の父親の事が頭に浮かんだ。父親って娘のことたぶんこういう風にいつまでもきれいに大切にでもぎゅっと思ってるんじゃないかなぁって。ま、私は永遠にお父さんに片思いなのであくまで願いなのですが。言葉ではなく行動で示したさいごのあれ、すごい愛の行為だと思ったよ。影がね。なんというかハラハラしながら観ているうちに心の奥の方に何かが届く映画なんですよね、人によって届くテーマは違うかもですが、私の場合大切な人の事を思い出さずにはいられないというか。はっ、私やっぱり父弟ひいては男性へのコンプレックスやばいな!とか。だらだらと心象風景を描いている映画よりも奥底にあるものに気がつくのは死、恐怖、スピードによって考える隙を与えないから、かな。考える(はかる)って本当にいろんな物事をこんがらかせてるし見えなくさせているなとあらためて思う今日この頃。

優れたパニック映画ってその極端な状況でテーマにより強く深くエッジを立てる事が出来るからこちらにも深く入ってくるのかな。実はあまり抵抗のない形で…。物凄く優秀な外科医みたいな感じで。

しかし韓国映画ついにここまで来たかぁ…。

おもしろかったなぁ。エンターテイメントだったし。あのゾンビにあるまじきスピード感、アジア人のゾンビ怖。でも怖すぎませんから安心してください。

なんか最近目が醒めるようなことが多いなぁ。

 ゾンビ映画だからという理由でリストから外している方がいたら本当に勿体無い事です。

怖いのが極端に苦手な方以外にはおすすめです。 

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↑原題「釜山行き」を尊重した題の中で駄洒落な邦題が苦しい感じだけどよく見るとブラジルとか超適当…。香港の「屍速列車」はかっこよすぎてヤバいですね。パンフに載っているらしい。2回目行こうか、そしてパンフ買おうか…悩む。

http://shin-kansen.com/sp/index.php

ご馳走はたまに食べるからこそ美味しいのよ。

だんだんと秋めいて参りましてぬか漬けが一層美味しい季節になりました。

ぬか漬けとは少女の瑞々しさと老女の賢さが同居していると仰ったのは誰だったかしら?まさにその通り。ぬか床から出してぬかを拭き取りさくっと包丁を入れる瞬間、幸せです。本当に。端っこをつまみ食いするのも最高。あぁ、日本人でよかった…。

という事でこちらの本。

徹底してお金を使わないフランス人から学んだ本当の贅沢

徹底してお金を使わないフランス人から学んだ本当の贅沢

 

もう、とっても素敵な本なのです。

こんなにスタイリッシュななりをしていますが「寂しい生活」と結局は同じ事を言ってるのです。ぬか漬けの事言ってるの!

誰かの好きなものではなくて自分の本当に好きなもので周りを満たそうって。ささやかでいいのです。お金使わなくてもいいの。

生活のちいさな工夫があふれていてそれがまた美しくて宝石みたいなのです。ちょっとだけ手をかける、素材を壊さないようにそっと触れる、みたいに。そうするとなにかが生きて立ち上がってくる気がする…。

友人のフランス人いわく、「ご馳走は、たまに食べるからこそ美味しいのよ」平日の夕食の献立は、グリーンサラダ、ハム、パン、ヨーグルトといった内容で、一応前菜、メイン、デザートがあるとはいえ超シンプル。栄養バランスは1日30品目などとは言わずに、1週間単位で帳尻を合わせます。

いかにも喜怒哀楽のはっきりしたパリジェンヌらしく、日々の食事にもメリハリがあるわけです。

私の毎日のぬか漬け、その日のお惣菜、お味噌汁はパリジェンヌだった!その代わりたまの外食は美味しいものを食べたいですね。それに友達がきた時なんかは美味しいものを作りたい。メリハリが大切だと思います。この本を読むと日本人とフランス人の意外な共通点が見えてきます。というか江戸時代位の日本人かな…。生活を楽しんでいるのです。

若い時、仕事がきつくて休みはストレス発散みたいに遊んでた時がありましたが、結局そういうの自分には合いませんでした。時代もあいまってその時ふと、「この国には仕事はある、遊びもある、でも生活がないなぁ」と思ったんです。で、私は結局生活が好きだなぁってしみじみ思ったんです。毎日自分の作った季節を感じる地味飯を食べてお部屋に好きなものをちまちま置いたり、植木に水をあげたり近所の猫に話しかけたり誰かにハガキを書いたりして、そういうことがたまらなく幸せだと気がつきました。いや、それがないとなにかが狂ってしまうのです。

生活、というか生活をたのしむこと。

わたしの落ち着きポイントはいつもここだったのですね。身もふたもないですが…。


Fairground Attraction - Allelujah

空気が冷えるとききたくなる。

寂しい生活

稲垣えみ子 「寂しい生活」読了。前作「魂の退社」で結構メディアに出られていたのでお顔は知っていた。50歳、夫なし、子なし、職なしがキャッチフレーズでそしてあのアフロ、やはりインパクトがあった。

ああ、あの人ね、と題名とかわいいイラストに惹かれブックカフェにて気楽に読んでいたら面白すぎて止まらず、購入に至った。

とてつもなく爽やかな本であった。ポップであった。魂があった。

本文の中「欲望をひねり出す時代」の「電通戦略十訓」というのがすごい。

もっと使わせろ
捨てさせろ
無駄使いさせろ
季節をわすれさせろ
贈り物をさせろ
組合わせで買わせろ
きっかけを投じろ
流行遅れにさせろ
気安く買わせろ
混乱をつくり出せ

1970年代まさに私が生まれた時代に作られた標語だそうだがもう心の底からぞぉーっとした。私たちの世代でこの呪縛にちょっとでもかかってない人っているの?私もこの標語通りに生きてきた時代も長かった。実家が商売をしていたということもあり良いことだと思っていた時さえあった。でもなんだろう、実家の倉庫の片付けをしていて使わないイスや事務用品みたいのが新品のままボロボロに崩れてゆくを見るあの感じ…。吐きそうになったのを覚えている。それにしてもすごい電通、冷徹にもほどがある。それがプロフェッショナルといわれていた時代なんだろうな…。一説によるとまだこの十訓は生きているらしい。
ではこれに対抗するには逆のことをしたらいいのかな。もっと使わせろ→大切に使え、 捨てさせろ→一生使える物を選べ、みたいに。では最後の混乱を作り出せ、は→混乱の中でも落ち着けよ、かな。
落ち着く、これはいちばん大事なことかも知れん。だってまず判断を誤るよね、落ち着かないと。高度成長期はとうの昔に終わったけれど私たちはまだ作られた混乱の中で欲望をひねり出されているから。SNSとかね。承認欲求とか。なんとなく落ち着かなくさせる。

私も著者と同じく元々冷暖房も苦手だし、薄暗いのが好きだし電気を無駄使いするタイプではない。しかしそんな著者が乾いた雑巾を絞るように元々少ない電気代を節約し始めるところからはじまる。可能なのか?そしてなんの為に?きっかけは311と書いてあったがその理由はこの本全体に貫かれている。誰かの欲望の中にいる自分。やはりこの本も自分を取り戻そうとする試みの本なのだ。

節電生活も進み掃除機、エアコンから始まって洗濯機!冷蔵庫!?まで処分してしまったという一見過激な自然派。冷蔵庫の代わりはベランダのザル!ここで干して保存。その日に食べれるだけ買うのが基本。でもこれが環境のために!とかでないところがいい。楽しんでやっているのがすごく伝わってくる。東京で電気を使わない暮らしを冒険といい、自分を勇者と奮い立たせるがもちろん悲壮感は微塵もない。面白いだけだ。無駄なことも沢山やっていて例えば暖をとるために実家から持ってきた一向に暖まらない火鉢とか(火鉢とはもともと空気を暖めないものだそうだ…。手をかざすとじんわりと暖かいが。)その火鉢の為に結構な値段で五徳とかクヌギの炭とか買ってるし。でも炭がちろちろ燃える様子に清少納言を感じ萌えたご様子。冬はつとめて。ここでポイントはもともと料理以外の家事が大嫌いだった著者が(私みたい…)家電を使わなくなってから家事が大好きになっていったこと。そして家電を使わないほうがずっと効率的に家事ができること。これってけっこうすごいことではないですか?

そしてついに生物としての能力も取り戻しはじめる。元々朝日新聞の名コラムニストだけあって文章が軽快でとにかくすいすいと読める。イラストも実にかわいい。

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はじめは著者のいうとおり電気がないことによる「冒険物語」にくすりとしたり、なるほどと思いながら読み進めていると最後の章「で、家電とはなんだったのか」ではなんだかお腹の底からぐわっとくるものがあってなみだがポロリ。あの畳み掛けにはやられた。

 

この本で、誰かに作られたぐずぐずの欲望とほんとうの欲望の違いがなんとなくだが見えてきた。

便利っていったいなんなんだろう。

もちろん全部は真似できないけれど、すごく刺激を受けた本だった。

幸せに必要なものって本当は多くない。

物も能力もたくさんのいいね!も。

寂しい生活 それは足るを知るということ、五感で生きていることを味わい尽くすということ。失ってゆくことを恐れないこと。

早速野菜を干してみた。 

寂しい生活

寂しい生活

 

舌にのせた。深くて甘い、あじがした。

ディープ岩手

青森から岩手への旅はレンタカーにて。
現地に返せるのはいいですね。やっぱり車は楽ちんです。トヨタアルファードという車を借りたのですが余りの快適さにびっくり。私が高速が苦手だったのはうちの車だからだったと判明。だって強風が吹くと倒れそうになるんだもん。煽られるし。それでこの類の車(アルファードなど)が煽ってきてあの人たちほんとに狂気の沙汰だなぁと思ってたんだけどただ単に安定感がすごくて気がついたらスピードを出してしまっているのだという事が判明。実際その人の立場に立ってみないとわからない事ってたくさんありますよね。2回サービスエリアでのんびり休憩して4時間半で花巻に着きました。

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岩手山。写真ってほんと大したことなく見えるなぁ、特に山とか。すっごい雄大な感じだったのに!

 

初岩手でしたがとにかく宿泊した温泉旅館が面白すぎて居心地よすぎてたった一泊でかなり岩手色に染まってしまいました。

http://www.oosawaonsen.com/sp/

大沢温泉

岩手の温泉ディープだなぁ…。

ここはお湯が7つもあってその内1つ、豊沢川にせりだすようにしつらえてある岩組の露天風呂が名物。混浴なのですが、最近の混浴にありがちな女性はバスタオルや水着着用はNGなのです。理由はお湯が汚れるから。いいね!当たり前です。温泉は裸で入るものです。しかしやっぱり見知らぬ男性といきなり裸はちょっと…という声に応えて毎晩8:00から9:00までは女性専用です。私もその時間に入浴したのですが、女性同士盛り上がりましたよ。というか、川を挟んだ前の同系列の旅館や橋の上から丸見えで見ようと思えばぼんやりみえるので心配されていた方もいらっしゃいましたが薄暗いし、まあおおらかでいいのではと私は思いました。すぐ前にごうごうと川が流れていて気持ちがいいんだよね〜〜。混浴はそこだけで他のお湯は男女別にわかれてます。

とにかくね、美肌の湯と言われる通り本当につるつるになります。私は温泉が結構好きな方で色々行ってますが今まで一番と思いました。というか、岩手って東北なのになんだか拓けててほわっと明るくて、人もそんな感じでリラックスするのです。たくさん話しかけられました。

今回宿泊したのは普通のお部屋だったのですが自炊部というのがあって自炊しながら、昭和な感じの部屋に長く滞在、即ち湯治ってやつですね。もう次は絶対にこれ。休みがとれたら5日以上目指したい。自炊場のコンロは10円を入れるらしいです。売店や帳場がレトロ過ぎてでもわざとらしくなくてツボでした。丸い豆腐も売ってたし。

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丸い豆腐たまにすごい食べたくなります。東北は大体豆腐が丸いようです。輪切りにします。

自炊部は一泊2,900円から!貸し出しはコタツ300円、枕10円笑 持ち込み可。3か月以上いる人もいるそう。最長記録は6ヶ月で駆け落ちの男女がここから職を見つけて通っていたそうですが、親に見つかり連れ戻されたそう…。なんて話を可愛い中居さんから聞きました。もう冬にここでコタツにみかんでハンテンをきてゴロゴロすることを軽く願っておきます…。

次の日は宮澤賢治記念館へ。

 http://www.miyazawa-kenji.com/kinenkan.html

小さいけれど工夫が凝らされていて貴重な資料も沢山あり何より賢治先生への尊敬と愛が溢れており、非常によい施設と思いました。

宮澤賢治の童話には幼い頃から親しみもはや大好きを超えた人ですが、お陰で今回賢治先生の作家としてはもちろん教師としての在り方、また人としての凄さに圧倒されました。

ずいぶん前に賢治の足跡を辿るみたいなドキュメンタリーをやっていて元教え子さんのお話がとても印象に残ってます。その時、90歳位だった方かなぁ、その生徒さんのお家は山を面した所にあって、夜なにかの用事で外に出たら賢治先生が山をぢっと見ていた、と。先生、と声をかけるとついてこいというような身振りをした、山の中に入る先生を訳もわからず追いかけてゆくと、先生はなにやら「ほっほぅー」と叫びながら登ってゆく。なんだかどきどきしながら傾斜のきつい斜面を懸命についてゆく。半時間も登ったろうか、そこにはなんと温泉がこんこんと湧いていた。2人で山の上から人里のあかりをみながら温泉につかり大変楽しかった、という話。賢治先生にはそういう不思議なところがあってそれが生徒を惹きつけ止まなかったらしい。私はこのエピソードが本当に好きです。

賢治は農学校の先生だった訳ですけども農業の大変さよりも自然の楽しさや不思議や美しさをまず知って欲しい、と授業も喜びや驚きで溢れていたようなのです。真夏に授業の一環としてイギリス海岸と名付けた川に生徒を連れて行き、思いっきり水遊びをさせた後樽いっぱいの葡萄ジュースを持ってきて河原にストローを手品のように蒔いた、とか あぁ、そんな先生って…!

記念館は賢治の心象世界をを科学、芸術、宇宙、宗教、そして農の5つのフィールドから読み解く試みをしており、たいへん見応えのあるものでした。賢治は科学にも明るく肥料の設計など見事なものです。天文学、岩石学、地質学、農学、熱力学、化学などの研究資料が見られます。

農に対してとてもポジティブな印象があり、自分でお米を作ってみたり、動物が大好きだったり今も植物に関する仕事をしているのは実は賢治先生の影響が大きいと改めて思いました。

農のスペースにあった「農民芸術概論網要」序論がかなりグッときて涙がポロポロでました。

素晴らしい教師であった賢治が農民の生活を豊かにする為、いち農民として生きる、と決意した30歳頃の文です。これは現代ならば農民だけでなくすべての生活者に向けた美しいメッセージだと思いました。

序論

…われらは一緒にこれから何を論ずるか…

おれたちはみな農民である ずいぶん忙しく仕事もつらい 

もっと明るく生き生きと生活する道を見付けたい

われらの古い師父たちの中にはそうゆう人も応々あった

近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直感の一致に於いて論じたい

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない

自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に変化する

この方向は古い聖者の踏みまた教えた道ではないか

新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある

正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである

われらは世界のまことの幸福を索ねよう

求道すでに道である

あぁぁ、よかった、ありがとう、岩手。また行くよ〜〜!

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念願の賢治先生直筆 羅須地人協会にて。なんだかとてもうれしいきもち。

ディープ青森

あぁぁ、8年ぶりだったかなぁ、青森。母の実家は第1村人発見ってところより山深いのです。

従兄弟の学校はもちろん廃校になり、10年後は人口が半分になるだろう、と。

でもやっぱり大好きだという言葉ではあらわせないくらい、自分に染み付いているんだなぁ、あの土地が。お宮を去る時、おじちゃんに送ってもらう時、山や海をみていたら涙がどんどんでてきてしまって止まらなくて大変だった。帰る時辛いので行くのがちょっと勇気いる。

青森も8月うちの方はずっと雨だったみたいなのだけど、私がいた2日間はすごい晴天。空が高かった。

その山奥での出来事はプライベート過ぎてよく説明できないし、きっと言葉化したくないので自分の中に留めておく。

青森県立美術館に行った時に棟方志功の版画があった。

 若い時に見た感じと少し違って今回はひとつの作品に惹かれた。「勝鬘善知鳥版画曼荼羅 しょうまんうとうはんがまんだら」

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能の演目のひとつにもある作品で

善知鳥(うとう)という鳥の親鳥が「うとう」と鳴くと子が「やすかた」と応える性質を利用し親鳥を真似て、たくさんの雛を捕獲した猟師がその残酷な方法と夥しい殺生により地獄に堕ち、善知鳥の亡霊に苦しめられ僧侶に助けを求める、という凄惨な話。しかし猟師もそうしないと妻子を養ってゆくことができなかった。

生きることにまつわる苦しさと哀しさを陰影深く表現した版画。棟方志功はこれを青森という土地の気質にみたて白と黒で強調した、とあった。

 

く、暗い、暗いよ。突き刺さるように暗く哀しい。

胸を突かれた。

これが東北、青森の魂をはっきりと現している気がしてしばらく版画の前から動けなかった。高橋竹山の三味線のように最果ての音がする。私にも確実に流れている血。わたしの血。

でも、時代もわたしも移りゆく。根底に流れるものを認識して新しい時を生きる。

こんなふうに!

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 あおもり犬みたいにさっ。根暗なひともこんな感じ!重い魂を大切にしたまま軽くなるの、白くなるのよ。わたしも。

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雪が降るとこんな感じらしい。

なんか、すごいね、あおもり犬のいりょく。

ああ、でも本当に行けて良かった。

次は岩手へ。夏の旅の記録。

http://www.aomori-museum.jp/ja/

青森県立美術館

コレクション展(常設展)だけでかなり楽しめます。半日以上は遊べます。青森にいらしたらぜひ!あおもり犬実際見るとテンションあがります。

ひっくりかえる

わたしは単純なので騙されやすい。

わかってるんだよ、自分で。

その場の雰囲気に呑み込まれてしまうところも多々あるし、直感に拘りすぎて失敗することもある。

それがちょっとした長年のコンプレックスで、最近もあー、そうだったのかぁと思う出来事があり、ちょっと夫に愚痴ってみた。

夫はものすごい慎重派で、何事も下調べや事前調査をかなり丹念にするタイプ。なのではずれはあまりない。段取りがすごい。感情に流されない。いつもおだやかで頭がいいと思う。だから言ったろ〜と言われると思ったけど夫の答えは意外なものだった。

なつこは人に心を開けるから騙されるんだよ、普通はいろんなことが怖くてそんなに心を開けないんだよ。だから、たまに騙されるのはしようがないね、でもそれ以上にいいことあるでしょうって。

なんか泣きそうになっちゃったな…。

ありがとう、2日ぶりに会った夫よ。

おまえ、いいやつだからなーって言われた。

ともだちもなっちゃんはいいやつって言ってくれた。

一番うれしいことばかも。いい人じゃなくていいやつって。夫もともだちもいいやつだな…。

欠点がひっくり返る、はたからみるとみんなそうなのかもね。

矛盾した存在として、人を好きになることが基本。体癖も見透かすのではなく、矛盾を理解する手段にすること。

名越康文先生のツイートより。

完璧な人間なんていないさ。ね。

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騙されるけど危険察知能力は動物並みにあると思うので危ない目にはあってません。本気でやばい人間多いから、騙す位かわいいもんさね。ね、ぱふぃん。ぱふぃんは関西弁の気がするよ。