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夢をみた/みみずくは黄昏に飛び立つ。

他人の夢ほどへーーで終わる話もないんだけど目覚めた時にとっても幸せな気持ちになったので書いとこう。

夢の中で私はお風呂に入っている。あたたかくてきもちがいい。そこに昔飼っていた猫のオトちゃんが入ってくる。にゃ〜。

オトちゃんは銀色の地にグレーのしまがクールなとってもあたまがいい不思議な雌猫だった。絶対言葉がわかっているな、という事が何度もあったし、私に対しては保護者という意識があったらしく私が元気がない時など(それが当たっているからすごい)モグラや鳩やトカゲをとってきてたべなさい、と言う感じで差し出してくれるのだった。最初はひえぇぇと思ったがその気持ちをむげにするのもなんなので後ろをむいてうまいうまいと食べたふりをすると(必死で片付けながら)いかにも満足そうな顔をするのだった。私がお風呂に入っていると必ず入ってきて(カリカリするから開けてあげる)お風呂のふたの上で私をじっと見る。そのまま寝ちゃう時もある。たぶんお風呂のふたの上が気持ちよかったんだろうけど、私が風呂で何をしてるのか確認していたらしい。それでわたしがシャワーあびるからね、というとささっと出て行く。そんなオトちゃんであった。猫は何匹も飼ったけれど私に死に目を見せなかったのはオトちゃんだけであった。私がバリに旅行中にそっと亡くなった。なんだか私にいいことだけ残していった不思議なオトちゃん。

夢の中のオトちゃんはいつものようにそう言っても出て行かずなんだかにやっとわらった気がした。

しようがない頭洗っちゃうよと頭を洗っていた。さてすすごう、とシャワーを浴びていたらチョロチョロチョロチョロという感触が。オトちゃんが二足歩行で私の頭に水を掛けている。冷たっ!そしてたどたどしい言葉を話したのだ!

「このおみずとくべつだから〜〜」と。話してる‼︎とうとう話すようになったのか!と夢の中でも興奮したが、平静を装い「え、どうとくべつなの?」と聞いてみた。そうすると、「アザミのおはながはいっているんだよねぇ〜〜」とアザミの花を見せてくれた。会話が成立している!しかもたらいにアザミの花を入れてその水を掛けてくれているようなのだ。よくわかんないけどご利益凄そうだし話してるし夢の中でもクラクラする位興奮した。そして思わず笑い出した。それに驚いたオトちゃんはサッとお風呂から出ていってしまった。お風呂から出たらまったくいつもの四足歩行の猫のオトちゃんにもどっていた。それに戸惑いながらも興奮しながら、おかあさん、オトちゃんがとうとう話すようになったよ、でもお風呂の中のことだけらしい!と言うと母はやっぱりね〜と深くうなずく。

と、言う夢。知ってたんかい!

亡き母、亡きオトちゃん、亡き笑高校生位の私、大好きだった実家のお風呂。

意味がよくわからないけどとってもしあわせな夢だったなぁ…。オトちゃんのグリーンの綺麗な瞳がまた見れたんだもんね。

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食べれば元気になるから…ってこの根強い思想はオトちゃんから⁈でも水を掛けられたせいかこのあと久しぶりに風邪ひいた笑。冬もずっと引かなかったのに。なにも食べたくなかったので1日なにも食べなかったら(葛湯のみ)回復してきた。食べないのもいいよ、オトちゃん。いい風邪引けた〜って感じ。良い感じ、風邪の効用なかんじ。休みが風邪なの悪くないね、ゆっくりたっぷり休める。とりあえずオトちゃんありがとう。うとうとしながら読んだ村上さんのインタビュー本最高におもしろかった。現場の熱気が伝わってきた。何箇所も端を折ってしまった。これはスルメ本になるであろうな…。題名が最高。ヘーゲルミネルヴァのフクロウは夕暮れに飛び立つ : 夕暮れのフクロウから引用されています。みみずくなのは4章のうち3章はほぼ「騎士団長殺し」についての質疑応答でこの作品の善きものの象徴がみみずくなのです(1番好きなシーンです。)しかしフクロウとみみずくの違いは耳があるかないかなんですってね(いまさら)木兎(みみずく)って漢字、木に止まっているうさぎですって、可愛い。村上春樹がいかに文体というものにこだわりそれを磨き上げ創り上げてきたか、がかなり詳細に語られています。私が村上春樹をここまで求めているのはまさにこの文体、スタイルのせいなのだと再確認しました。Style is an index of the mind.文体は心の窓である、と訳されているとおり、少なくとも英米では文体というのは重視されているが日本では軽視されすぎであると。うむうむ異存なしですな。だから村上さんが一際輝いている気がしてなりません。
しかしヘーゲルさん素敵なフレーズおっしゃる。ちゃんと読んでみようかな、この際。古いかしら、いやいや、Oldies but goodiesってね。 

みみずくは黄昏に飛びたつ

みみずくは黄昏に飛びたつ