あしあとをよむ

植物、物語、音楽あたりが好きです。だらだらと更新中。

身体っておもしろい。合気道、ヒモトレ、ボクシング、大道芸人

昨日の合気道の稽古(3回目)はすごく褒められた。自分でもとても楽しくてとにかく楽な稽古であった。稽古とも言えないくらい。とにかくいい感じに力が抜けていたらしい。自分ではあまり感じなかったのだがもしかするとヒモトレの成果かも知れない。先週との違いを考えるとそれくらいしか思いつかない。すごいぞ、ヒモトレ。私にはだいぶあっているようだ。

ヒモトレ革命 繫がるカラダ 動けるカラダ

ヒモトレ革命 繫がるカラダ 動けるカラダ

 

まぁもちろん稽古というのもあるが、引っ張られた手をただ水平に移動しているだけなのに黒帯の人がばんばん転がってくれて楽しいったらない。家で練習はするな、やる気は必要ない、ぼちぼちやりましょうと言われる。最初テンションが高い人ほど続かないから、と。ものすごく私にあってる。基本怠け者だし、仕事で体力使ってるのに身体の楽な使い方を学ぼうと始めた合気道で練習三昧だったら辛いなと思ってたところ。今日みたいだったらこりゃー楽だし楽しいぞ。

稽古後、先生と宮本武蔵の話で盛り上がり、木刀を振らせてもらう。初めて振ったがこれも力の加減をすごく褒められる。こんなに褒められるの久しぶりだな。とにかく私の力の出なさ、がんばらなさがこんなところで役に立つとは。結局絶対無理できない性格なんだよな。ふにゃふにゃ。本当は三段からしか木刀はできないのだが、うちの先生はそんな固いことは言わない。まず楽しいのが一番、という人だから。剣が向いているから稽古後やってみたらいいと言われる。わー、居合いやりたかったんだよね〜バガボンド大好きだしなぁ、嬉しい。

稽古が1時間でその後自主練したい人が1時間、週に一度ちょうどいい。雑巾を絞るように、とか大根を切るように(この言葉でふっと力が抜けて押さえるのではなくただ手を振り下ろすという感覚がわかった)とか家事に例えてくれるのもわかりやすい。72歳のおじいちゃんなのだが、ボクシングやカーレースやウエイトリフティングやらいろいろな事をされてきた方で53歳から合気道を始められたそうだ。昔は180キロのバーベルを持ち上げていた、今は100キロだって無理、でも力がなくなってきたら合気道がどんどん上手くなっていったそうだ。甲野先生の古武術も学んでいてとにかくなんか合うんだよね、いいね〜。

稽古から帰ってきて村田諒太の世界戦を録画でみる。日本人の特性を活かした試合運びでくー、かっこいいね!と思った。これは外国人の選手は怖いだろうな、ほとんどステップを踏まない追い詰め方、無駄打ちをほとんどしない。暫く様子をみて機を逃さず鋭く打ち込む。さすがミドル級は見応えがある。(しかしその前のフライ級比嘉大吾のファイトスタイル、予想外に素晴らしかったです。今後注目)いい試合だった。ネットで騒がれている通り疑惑の判定を除けば。

対するチャンピオン(※階級一位エンダム村田が二位と後ほど判明 今回チャンピオン不在)のエンダムはリズム感、手数がすごい。最近の判定は手数を重視すると聞いたがそれにしてもダウンもとったしホームなのに悔しい…。ブーイング。でもエンダムのあのバネとリズム、脅威の耐久性、アフリカの感じ。やっぱりボクシングというスポーツ向きなのかな。ドローならばやはりチャンピオンに有利なのか。村田は摺り足の様にさえみえたよ、やっぱりエアー刀をもった武士にしかみえん。あとラウンド終わる度ゆっくりにっこりするんだけどあれも外国人からみたらなんか怖いんじゃないかな。国民性って身体に染み付いてるんだなと感じた試合だった。

その後Eテレギリヤーク尼ヶ崎という大道芸人のドキュメンタリー(再放送)を見る。うっすらと名前だけ聞いた事があったが凄まじかった。草間弥生にも通ずる狂気に惹きつけられる。86歳にしての狂気の舞踏、高齢で病気で立てない、動かせない満身創痍の中何が彼を踊らせるのか。故・伊丹十三氏のコメントがまさにそうだなぁと思った。

つまり、秩序の外にいる人だから。ものすごくナイーブで人のよさそうな顔と…同時、何ていうのかな、こちらの秩序の世界に属さない暗黒の外側からやって来たみたいな。何かを讃えてますね、あの人はね。そういうものに惹かれるわけでしょうね、我々は(故・伊丹十三氏)    

暗黒の外側…上手い例えだなぁ。秩序の外にいる恐ろしさと迫力と、純粋さと。あの湧き上がる動きは、なんなんだろう。一体人間って生きるってなんなんだろうと深く考えこんでしまった。(そのまま寝たけど)でも間違いなく芸術だったな。 身体芸術。な、訳で思いがけず身体デーだった。うん、身体から見ると人間存在の面白いことったらないですね。身体で語れる女になりたいわ。