あしあとをよむ

あしあとをよんでるがなんのためなのかな

大好きだった人

19歳の時、大好きになった人がいて2コ上の先輩だった。その人にずっと好きな人がいる事も知っていたんだけど、学食に毎日ついて行って

本当にいいよね、あなたのこと、大好きだなと言い続けていた。本人の目の前で。まいにち。

その人は、オレ好きな人いるしだめだから、とかわかったわかった、とか最初言ってたんだけどだんだん、なにも言わなくなった。

それをいい事に

いつも前の席で、本当に大好きだよ、そのトレーナーのよれた感じがめちゃくちゃいい、とか言ってた。なにげないところ、ことばの選び方や間。恥ずかしそうに笑う癖。話してる時じっと見るところ。トレーナーを乾燥機にかけてから思いっきり引っ張るとこうなるんだよ、と教えてくれた。私にとってはすごく素敵な人だった。

ほんとに恥知らずというか気持ちが隠せないというか。いや、でも真剣だったんだよね。

あの熱情は一体なんだったのか、恋って奇妙なものですね。私はかなりやんちゃな父と弟がいて男の馬鹿さ加減、どうしようもなさ加減が身に染みてわかっていたので男性に対しては割と諦めとクールな目をもっているつもりだった。しかし彼にはどうしてもクールになれなかったのだ。好意がだだ漏れ。

毎日の事なので彼もだんだんペットのような感覚で私に接するようになった。学食の入り口で待ってくれるようになった。おー、きたきた、よしよしみたいな。犬が好きな人だったな。好きな映画が似てた。

10年後29歳の時に再会する事になるのだけど(9年振り、感動した。)2人とも沈んでてその時お互いに「グランブルー」をかなりヘビーに観ていてびっくりした。いやー、観ないと寝れないのよとかって。サントラも聴き込みすぎてボロボロ。ブームはとっくに終わってたし2人で観たことも話した事もなかった。別れても9年間クリスマスに手紙を出し合っていてある時「ブエノスアイレス」を勧めたら、いたく気に入っていた模様。

学食にて好きだと言い続けて 2ヶ月位たった頃かな。

私がいつものように、彼の前に座ってごはんを食べ始めた時、

「あのさ、おまえさ、いつもオレのこと大好き大好き言ってるけど、どれだけ好きなんだよ」

と言われた。私はとにかく彼の全てが好ましい旨をその時の私の出来うる限りの表現で説明した。毎日言っているので言葉がでてくる、でてくる。本当にこの人好きだと言いながら思っていた。

彼はしばらくふーん、と静かに聞いていて

「オレはその3倍好きだから、おまえの事」と言った。

 

.........。

そして怒涛の大恋愛に突入するのです。

しかも三角関係。

 

さんばい?さんかくかんけい?

 

ひえぇぇ…ですよね…。