あしあとをよむ

あしあとをよんでるがなんのためなのかな

あるかしら書店ー絵本にまつわるあれこれ

最近大人気のヨシタケシンスケさんの絵本って面白いですよね。

その中でも寝る前についつい読んでしまう。

あるかしら書店

あるかしら書店

 

〇〇についての本あるかしら?と訪ねてくるお客さんにたいてい「ありますよ!」と探しだしてくれる店主がいるお店です。

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↑店主

これがぷぷぷ、という面白さ。なんでもないお休みの日も夜寝る前に読むと充実したお休みだった気がするのでオススメです。でもね、笑えるだけじゃなく「お墓の中の本棚」とか実現したらほんとうに素敵なアイデアもたくさんあるのです。心が軽くなります。

前からこの方の建物の描き方とかユーモアのセンスとかシルヴァスタインに似てると思っていてそれも大好きな理由かも知れません。「僕を探して」「おおきな木」などが有名な作家ですが私が最初に出逢ってボロボロになるまで読んだのはこちら。 

屋根裏の明かり

屋根裏の明かり

 

 子供向けとしてはシュールな詩集だったのですが、絵が魅力的で詩も面白く本当に飽きずに何度も読んでました。訳も良かったのでしょうね、文章というより言葉の音の面白さに惹きつけられました。父が買ってきてくれたのです。あとこれも父セレクト、絵本よく買ってきてくれたな↓

魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン

魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン

 

SNSなどでスピリチュアル系がお好きな妙齢の女性たちが「魔女のお茶会♡」 とかいうのを開催してるのを見かける度に私はこの魔女たちがつい浮かんでしまいうげえぇ…と思ってしまいまして。。この図鑑の中の魔女はものすごくケチかつ不潔かつおどろおどろしくそして超イジワル!リアル魔女ってこういうものだと思うんですけど笑。でもなんだか自分大好きな感じが憎めないんですけどね。とにかくこれも絵が大変魅力的。もうクセのある絵を見たさに何度もページを開いてしまう。

多毛留〈たける〉 (米倉斉加年)

多毛留〈たける〉 (米倉斉加年)

 

そしてこれは名作中の名作。たけるです。幼い私はこの本で恋というものに密かな恐れと憧れを抱きました。小2の時、当時ものすごく流行っていたアイドルの映画(キスシーンあり、暴走族の映画)を友達と観にいく!と宣言した私に対して「ほんとうに行きたいのなら行ってもいいけど…おとうさんはそういうの…あんまりよくないと思うんだよね…」と恥ずかしそうに目を伏せてこの本をくれました。いつもだったらぶん殴られて子供がなんだ!と問答無用で命令される感じだったのでとても印象に残っています。結局悩んだ末、友達には行かない、といいました。あんな風に初めて大人として話してくれた父の感じが嬉しくもあり照れ臭さもあり私なりにそれに対する感謝のような尊敬のような結論でした。そんな感じでとても思い出に残っている本なのです。謎が多い父ですが思い出は小学生までは結構充実しているな…と書いていて思いました。大人になってこの本に再び出会った時(休日ぶらぶらと図書館へいったらご自由にどうぞ、の箱の中に居ました)その凄さが一層沁みました。圧倒的に美しい絵に「言葉」「人が人を差別すること」「生と死」という深いテーマを素晴らしい筆致で書き上げています。絵本でしか語れない世界。今のような時代こそ再読すべき本なのかもしれません。